〜森林保全と斜面の補強効果を両立した
自然斜面補強土工法〜
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム)登録
KK-010068-V(設計比較対象技術)(平成29年4月掲載終了)
ユニットネット工法は、自然に優しく災害に強い、森林保全と斜面の補強効果を両立したエコロジカルな工法です。
従来、斜面の崩壊対策として一般的に行われてきたのは、コンクリートで斜面を固める工法でした。しかしこれらは、優れた強度を持つものの、樹木を切る必要があるため、自然環境を破壊し、美観を損ねる大きな欠点がありました。
当社のユニットネット工法は、こうした問題を解決する画期的な工法です。自然の力を最大限に活かしながら、新開発の“ユニットネット”で強さと安定性をプラスすることで、自然環境を守りながら、災害を未然に防ぐ優れた性能を発揮します。
従来はコンクリートで斜面を固める工法が主流であり、優れた強度を持つものの、樹木の伐採や切土整形の必要があるため、自然環境を破壊し、美観を損ねる大きな欠点がありました。
また施工には重機が必要であり、それにより狭小地での施工が困難となり、作業期間・コスト面も大きくなりがちです。
ユニットネットが網状の開放型法面工を形成するため、既存の樹木の保護や景観の保全を図ることができます。
緑化工法との併用により全面緑化も可能なため、森林の保護、景観の保全、さらには法面の緑化も可能な環境に優しい地山補強土工法です。
また重機不要のため狭小地はもちろん、景観の配慮も必要な史跡・文化財などの周辺でも優れた施工性・適用性があります。
ユニットネット工法に関してμ(のり面工低減係数)=0.4~0.7 が得られており、これはコンクリート吹付工と同程度、またはそれ以上の効果を発揮しています。
のり面保護工の種類 | μ値 |
---|---|
植生のり面 | 0 |
コンクリート吹付工 | 0.2 ~0.6 |
ユニットネット工法 | 0.4 ~0.7 |
のり枠工 | 0.7 ~1.0 |
擁壁類 | 1.0 |
ユニットネットは、亜鉛アルミニウム合金めっきを施した鋼より線を一辺約50cmの正方形に成型したものです。ユニットネットには開閉式のジョイントが備わり、ユニットネット同士を連結することができます。また、ユニットネットにはφ6.0mm(2.0mm×7本より)またはφ7.8mm(2.6mm×7本より)の鋼より線より成型されるものがあり、ユニットネットに対する作用力によって使い分けます。
ユニットネット工法に使用される各部材については着色塗装をすることができます。茶色や黒色などに着色することで、施工完了後の部材が目立たなくなり、自然公園や寺社仏閣等に近い場所での施工時や文化財等の文化的景観にも配慮することができます。
受付:平日9時~17時