近年になり、以前には見られなかったような異常ともいえる集中豪雨が頻発し、そのため毎年のように大規模な豪雨災害が発生しています。ひとたび大規模な豪雨災害が発生すると、道路、鉄道、通信、上下水道などの社会基盤が広範囲に被害を被るだけでなく、個人の生命や財産が危険にさらされることにもなります。
特に最近の豪雨災害では、斜面の崩壊や土石流などの斜面災害によって、 多くの貴重な人命や財産が失われているケースが目立っています。
そこで我々ダイカでは、少しでも斜面災害による被害を軽減し、より安全で安心して暮らせる社会の実現をめざして、新しい斜面防災技術の開発等を行っています。
〜森林保全と斜面の補強効果を両立した自然斜面補強土工法〜
近年の異常な集中豪雨の原因の一つとして、温室効果ガスの排出による地球温暖化が疑われています。これに対し、森林は地球温暖化の抑制に役立つと考えられています。樹木の伐採を必要としない「ユニットネット工法」は、景観面で優れているだけでなく、地球環境の面からも優れた工法です。
〜表層土砂流出抑制工法〜
地表面に敷設した高強度・高耐久性ポリエステル製ネットを、ステンレス製支圧バネの反発力によって継続的に押さえ込み、斜面や法面の表層土砂の浸食や流出を抑制することを目的とした工法です。